テン先生

現役体操教室の先生が教える!子どもの運動能力を確実に上げる方法

【マット運動】前転(でんぐり返し)が必ず上達する練習方!!

こんにちは!てん先生です。

 

マット運動の前転を紹介します。

前転運動は小学生の体育で基本として最初に行う技ですよね!!

そんな前転は2歳児からできます。1歳児の後半から一人でできる様になる子もいます。

ですが、はやい時期から行うと大怪我に繋がりますのでお勧めはしません

今回は段階を踏んでできる様になる練習方法やパパ、ママの補助の仕方をお伝えしていこうと思います!!

 

ポイントはこの3つ!

 

 ①廻る感覚を掴む

②前転の構えを覚える(手のつく位置、どこを見るのか)

③われたら素早く立ち上がる練習

 

 順番に説明していきますね!

 

1. 横転で廻る感覚を身に付けます。

うつ伏せに寝ます。手足を伸ばし横にコロコロ転がります。横転をすることによってスムーズな習得と腹筋、背筋、廻る感覚を身につけることができます。

上手に廻れる様になったら、両手足を地面に浮かせた状態で回るとより腹筋、背筋が鍛えられます。腹筋、背筋は全スポーツで基礎となり体幹がしっかりすることで運動能力が飛躍的に向上すると言われていますので是非パパ、ママも一緒に楽しくおうちで行ってみてください!

 

2. 前転の構えを覚える

2-1. 前転の構えは立った状態で肩幅に足を開く

 

2-2. 足を伸ばしたまま両手を地面につける。その時に必ず、足の近くに手を置く。

足と手が離れていると絶対に綺麗に廻ることができませんので、パパ、ママが足と手をしっかり近づけて!と教えてあげてください。

 

2-3.上手に前転の構えができたら廻る時は自分のおへそを見ながら廻ります。

理由として、前を見ながら前転をしようとするとおでこが先についてしまい綺麗な前転ができません。おへそを見ることによって、後頭部が地面につく様になりスムーズに廻れる様になります。

 

構えのポーズは3つのポイントを覚えましょう!

 

次にポーズが上手にできる様になったのに綺麗に廻れない子は下記のことができているか確認してあげて下さい。

 

1.  地面に手をついた時に手が曲がっていないか。曲がっている子は肘を支えてあげピンッ!と伸ばしてあげて下さい。そうすることによって頭も地面につかずおへそがしっかり見えると思います。

 

2.  構えの時にお尻が下がっている子はお尻をあげ足のトンネルから後ろのパパ、ママをみてね!と伝えると子ども達は理解してくれます。

 

では、なぜお尻が下がるとなぜダメなのか?

 

お尻が下がると手を地面につく時手がピンッ!と伸びない。無駄な動作が増えてしまう。

おでこが地面についてしまう。なのでまずは、しっかりお尻を上げた状態で構える様にしましょう。

 

実際に前転の練習をマットの上もしくは、お布団の上で行いましょう。

その時にパパ、ママの補助の仕方として片手は首を痛めない様に首に手を添える。

廻る瞬間に頭をお腹の方に入れてあげるイメージで支えてあげると首も痛めることなく

綺麗に廻れます。

もう一つの手は、お尻に添えて廻る時に少しポンッ!と廻る方向に押してあげるとようでしょう。

 

繰り返し繰り返し練習することで、構えや廻る感覚を覚えてくれると思います。

 

3.最後に前転をしたら素早く立つ練習です。

子どもがクルンッ!と回ったら、パパ、ママが子どもの前に立ち両手を掴み立たせてあげて下さい。子供にはクルンッ!と廻ったらすぐ、パパ、ママの手を掴んでね!と教えてあげて下さい。早く立つ練習はまずはここからです。

 

次に前転したらすぐに立ち上がらないとお尻ぺんぺんするよ〜!と楽しく言ってみて下さい!

もう一回もう一回と子ども達も楽しくなるでしょう。

 

上手になったら最後に子どものお尻にタオルをつけシッポにします。

前転したらすぐに立たないとシッポとっちゃうぞ!とゲーム性を持って取り組むと飽きることなく練習できます。

 

この記事を読んでいただいた保護者様のお子様が小さな成功体験ができる様、微力ながらお手伝いできれば幸いです。

マット、鉄棒、跳び箱、ボール運動でできる様になるためのコツを教えてほしい!ことがありましたらコメントしてください!